設定の前に簡単な説明を。
Windows上でabinitを使って計算を行う際,コマンドプロンプトを使うのが便利です。コマンドプロンプトは,'スタート'→'すべてのプログラム'→'アクセサリ'→'コマンドプロンプト'の順に選ぶと起動できます。
ジョブの投入は,例えば,コマンドプロンプトで,
実際に入力して実行を試みた結果が,以下の図です。
上記は,環境変数PATHにより解決できます。abinit.exeがどこに存在するかを指定するための仕組みです。より正確には,abinit.exeに限らず,コマンドを入力した際にコマンドプロンプトが探しに行く場所(ドライブおよびフォルダー)を設定する入れ物が環境変数PATHです。パスを通す,と言うこともあります。
Windows上でabinitを使って計算を行う際,コマンドプロンプトを使うのが便利です。コマンドプロンプトは,'スタート'→'すべてのプログラム'→'アクセサリ'→'コマンドプロンプト'の順に選ぶと起動できます。
ジョブの投入は,例えば,コマンドプロンプトで,
abinit < tbase1_x.files > log
と入力します。実際に入力して実行を試みた結果が,以下の図です。
'abinit' は内部コマンドまたは外部コマンド、
操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。
とエラーメッセージが返されるのみで,計算は行われていません。コマンドプロンプトがabinit (の実行形式ファイルであるabinit.exe)がどこに存在するかを認識していないため,人間からコンピュータへの命令が通じていないのです。操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。
上記は,環境変数PATHにより解決できます。abinit.exeがどこに存在するかを指定するための仕組みです。より正確には,abinit.exeに限らず,コマンドを入力した際にコマンドプロンプトが探しに行く場所(ドライブおよびフォルダー)を設定する入れ物が環境変数PATHです。パスを通す,と言うこともあります。
- 環境変数設定
- エクスプローラーを開いて,'システムのプロパティ'をクリックします。
- エクスプローラーの表示が'システム'に変わるので,'システムの詳細設定'をクリックします。
- 'システムのプロパティ'ダイアログが開きます。'詳細設定'タブの'環境変数(N)...'ボタンをクリックします。
- '環境変数'ダイアログが開きます。'システム環境変数(S)'から"Path"を探します。
- 変数"Path"を選択した状態で'編集(I)...'ボタンを押します。
- 'システム変数の編集'ダイアログが開きます。'変数名(N)'が"Path"であることを確認。
- (1) '変数値(N)'の末尾に"C:¥Program Files¥abinit-7.4.3¥bin;"を追加し,(2) 'OK'ボタンを押します。(注: インストール(1/2)の説明と異なるドライブやフォルダー名にした場合は,それに合わせて赤文字部分を変えて下さい。)
- '環境変数'ダイアログの'OK'ボタンを押します。
- 'システムのプロパティ'ダイアログの'OK'ボタンを押します。
- もし,コマンドプロンプトを開いていた場合,一旦閉じて,新しくコマンドプロンプトを起動します。(変更された環境変数は,設定完了後に新たに開かれたタスク(コマンドプロンプト)から反映されます。)
なお,環境変数設定は,次回以降のWindows起動時にも継続されますので,作業は一度だけで十分です。 - 試しに,コマンドプロンプトでabinitと入力してみました。('< tbase1_x.file > log'はわざと省略しています。)ABINITと表示され,カーソルが点滅します。終了するには,Ctrl + Cを押します。コマンドプロンプトを閉じても構いません。
Give name for formatted input file:
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http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n129063